純 愛 ド ラ マ (中編)       腹打ち太鼓    

やめないか!きみたち!
意を決して仲裁に入る、紋次郎太鼓。
「あんだとぉぉ〜〜!パパイヤ鈴木のくせにカッコつけてんじゃねぇぇ〜〜!」(泥酔杉田)
 彼女が可愛そうなのだ!それに僕は、パパイヤ鈴木ではない!
紋次郎太鼓なのだ!
「どっちも似たようなもんだろーがぁ!! かまわねぇ!たたんじまえ!!」千鳥足で襲い掛かる泥酔杉田、
しかし、必殺の太鼓フライングクロスチョップがカウンターで泥酔杉田の顔面を直撃!まるで、橋本真也にハイキックを喰らったワラ人形の様に、となりの車両にスッ飛んでいく泥酔杉田・・・
「ぬぬ!!ちりちりたぬきのぶんざいでちょこざいな〜!
往生せいや〜〜〜〜〜!!」ドンペリのビンを振り回し襲い掛かる泥酔砂利奈。
しかし、パパイヤ鈴木顔負けのバックステップでヒラリとかわすと、必殺奥義太鼓スクリューボディーアッパーを胃袋に叩き込む!!「うぐぇぇぇぇぇぇぇーーー!!!!!」
口から滝の様なゲロをぶちまけ、うずくっまる泥酔砂利奈・・・
ミニスカートのお尻を突き上げ、腹を押さえながら大悶絶だ!

「ありがとうございます〜〜あなたは私の命の恩人です、
お礼に、どうか高級料理をごちそうさせてください!」(釈由美子ちゃん)
 
そんで、砂漠の真ん中にある高級料理屋
「あなたのような勇敢な人は見た事ありません、世界中の男性があなたのような人ならいいのにぃ〜〜」
エスカルゴのスープをすすりながら、紋次郎太鼓を褒めちぎる由美子ちゃん。
すると、耳にぶら下がっていた、1000カラットのダイヤのイヤリングが、スープの中にポトリと落ちる、それに気づかずに、
スープを一気飲みする由美子ちゃん・・・・
 あれ??由美子ちゃん、イヤリングが、かたいっぽ無いぞ??
紋次郎太鼓に言われ、慌てふためく由美子ちゃん。
「どうしよう〜〜!!時価100億はする超高級ダイヤなのよ〜
スープと一緒に飲んでしまったんだわ!!!え〜ん、どうしようぅ・・・・・・・」
真っ青な顔で動揺する由美子ちゃんの肩を抱き、
フッ、この俺にまかせとけ!! と励ます紋次郎太鼓、
俺様の辞書に不可能と言う文字は無いのだ!!!!

後編に続く・・・